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ASEAN各国は、今まさに経済成長を遂げようとしていますが、一方で未解決の社会課題も数多く残されているエリアでもあります。2023年、「日本ASEAN友好協力50周年」を迎え、ASEAN各国と日本との関係は大きな転換点を迎えようとしています。
リバネスは2014年より、東南アジアにおいてもテックプランターの運営を通して、現地のアントレプレナーとのコミュニティを形成してきました。彼らと日本企業との連携による課題解決型の事業創出を進める中、日本企業がASEANにおける事業を検討・展開するためには、現場における一次情報の蓄積と、事業推進のエンジンとなり得るキーパーソンとの出会いの必要性、技術を有するベンチャーを束ね、現地機関を巻き込んだビジネスモデルへと昇華していくための伴走支援が重要となることも見えて来ました。その知見をもとに、ベンチャー・地域中小企業の東南アジア展開支援を政府機関や自治体と協力して行ってきました。
この度、自治体・支援機関の皆様向けに、自治体の地域企業の海外展開支援の具体事例をもとにプログラム設計・運営のポイント、支援機関に求められる役割についてお伝えするセミナーを開催します。ぜひご参加ください。
<オンラインセミナー>
世界の成長拠点ASEANへの事業展開を加速する
◯日時:2023年12月15日(金)16:00-17:00
◯形式:オンライン
◯講師:株式会社リバネス 国家政策研究センター センター長 武田隆太
米国オハイオ州立大学にて植物RNA病原体に関する研究を行い、Ph.D.取得。2011年よりリバネスアメリカの立ち上げに参画し、2012年にリバネス入社。人材開発事業部部長、国際開発事業部部長、グローバルブリッジ研究所・所長を歴任。2013年以来、国内でシードアクセラレーション事業として立ち上げた「TECH PLANTER」の海外展開を推進している。現在は、海外のベンチャーエコシステムのキープレイヤーのネットワークを活かし、特に東南アジア諸国の政府系機関やベンチャーと連携した事業立ち上げに携わる。
<リバネスが支援を行うプログラム一覧>
「日本のスタートアップとASEAN企業による協業促進事業」
委託元:日アセアン経済産業協力委員会(AMEICC)
現地での社会課題解決や新規事業展開を目指す日本のディープテックベンチャーと現地企業・財閥・政府機関・大学等研究機関との連携や協業の促進を図っています。申請のあった30件の中から選ばれた6社について、現地ビジネスモデルの検討や、そのための訪問・議論先の選定、現地への同行による案件の具体化などの伴走支援を展開しています。
採択企業
採択企業 | 進出支援国 | 事業概要 |
株式会社Closer | シンガポール・マレーシア | 労働力不足を解決するロボットパッケージ開発及び販売 |
株式会社ウィズレイ | マレーシア | 分光分析による薬剤識別法で薬の安全性を確保する |
株式会社MizLinx | フィリピン | 水産業の生産性向上を実現する海洋観測システム |
株式会社 Air Business Club | タイ | AI技術によるスマート物流事業 |
株式会社エンドファイト | インドネシア | エンドファイトの活用による荒廃農地の再価値化 |
株式会社CULTA | インドネシア | 高速育種技術が拓く日本発グローバル農作物ブランド |
「広島県海外スタートアップ等連携実証プロジェクト創出業務」
委託元:広島県
海外展開への挑戦意欲の高い広島県内企業に対して、既存領域での事業拡大や新たな領域での事業創出に繋げることを目的に、県内企業が、自社の理念や技術等のアセットを充分に理解し、東南アジアの課題について知るためのセミナーを企画実施し、期間後半には、県内企業が有する優れた製品・サービス・技術を活用した連携実証プロジェクトを設計しました。