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超異分野学会 台湾大会(HIC Taiwan 2026)、台湾大学にて初開催、日台連携による共創の場を創出

株式会社リバネスは、2026年4月24日、台湾・台北のNational Taiwan University(NTU)環境研究大樓にて、Hyper Interdisciplinary Conference Taiwan 2026(HIC Taiwan 2026)を初開催しました。

開催概要
 日程:2026年4月24日(金)09:30~17:00
 場所:Taipei, National Taiwan University
 環境研究大樓(No. 71, Fanglan Rd, Da’an District, Taipei City 106, Taiwan)

Hyper Interdisciplinary Conference Taiwan 2026

本大会は、
 “Taiwan-Japan Partnership in Science and Technology for Sustainable Society”
 をテーマに開催され、日本と台湾を中心に、研究者、企業、スタートアップ、学生などが分野や立場を越えて集い、新たな知識と連携を生み出しました。

オープニング

大会のオープニングでは、株式会社リバネスの秋永名美が登壇。超異分野学会がもともとリバネス社内の研究交流会から始まったことに触れ、その後、分野や組織を越えたつながりを生み出す場として発展してきた経緯を紹介しました。現在ではその概念をさらに発展させ、Hyper Interdisciplinary Communicationとして捉え直していることを伝えました。そして、学会を単なる発表の場にとどめるのではなく、ここから生まれた新たな連携や、分野・立場の垣根を越えたコミュニケーションを継続的に育てていくことの重要性についてメッセージを発信しました。

メインパートナー挨拶

続いて、本大会のメインパートナーである株式会社サポート 代表取締役社長鈴木敦司氏より挨拶が行われました。鈴木氏からは、土地区画整理事業の専門コンサルとして日本で事業を進めながら、今後は研究の視点を取り入れたり、日本と台湾の連携にも期待したいというメッセージが伝えられました。

基調講演

基調講演では、台湾大学 生物科技研究所 所長のDr. Chi-Te Liuが登壇し、
 “Symbiosis & ME (Microbial Ecology): Connecting Science, People, and Sustainability”
 と題して講演が行われました。

リバネスと劉教授との出会いは、当時、学生時代の丸(現 代表取締役グループCEO)や塚田(現 執行役員)と同研究室に所属していたことがきっかけです。講演では、東京大学の小柳津先生の研究室での留学経験を振り返りながら、小さな仮設デスクから研究環境を立ち上げていったエピソードが語られました。ま2013年6月に丸氏を台湾に招いたことをはじめ、これまでの研究者としての歩みと日台の関係性についても紹介されました。

その上で、アカデミアで研究を続けるキャリアと、 リバネスのように研究者としてビジネスを両立する道の可能性についても触れ、様々なことに挑戦しながら自らの天職に気づいてほしいというメッセージが伝えられました。最後に、日本と台湾が今後さらに連携を深め、共存・共創していくことへの期待が語られました。

また本大会では、台湾大学 生物科技研究所とリバネスとの間で、日台の共同研究および学生のアントレプレナーシップ醸成を目的としたMOU(連携協定)が締結されました。

HIC Splash(ショートピッチ)

当日は、15人の研究者が登壇し、参加者が自身の研究や事業アイデアを短時間で発信しました。分野を越えた参加者に向けたプレゼンテーションを通じて、新たな連携のきっかけが創出されました。

ポスター発表

ポスターセッションでは、28件の発表が行われ、研究内容や技術に関する活発な議論が展開されました。参加者同士の直接的な対話により、分野横断的な理解が深まり、新たな共同研究や事業化の可能性が見出されました。

オンライン要旨集
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パネルディスカッション

本大会では、以下の2つのパネルディスカッションが実施されました。

Session 1
 “Developing a Resilient Society through Local Communication”
 (Session Partner: SUPPORT Co., Ltd.)

本セッションでは、都市開発におけるデータ活用、生物・微生物由来のコミュニケーション、さらには技術・ビジネス応用までを横断的に捉え、「コミュニケーション」を軸としたレジリエントな社会の構築について議論が行われました。

Speakers:
 Mr. Devin Wu Zongye (Taipei Harbor Angel Club)
 Dr. Takeshi Mizumoto (Hylable Inc.)
 Ms. Tzen-Ying Jenny (Tamkang University)

Moderator:
 Ms. Nami Akinaga (Leave a Nest Co., Ltd.)

Session 2
 “Rethinking Education in Taiwan through Biodiversity and Monodzukuri”
 (Session Partner: Focus Systems Corporation)


本セッションでは、製造業の競争力と豊かな生物多様性という台湾の特徴を踏まえ、現在の教育がそれらをどの程度反映できているかについて議論が行われました。生物多様性研究、サイエンスコミュニケーション、ものづくり教育といった観点から、教育と社会・産業の接続について多角的な議論が展開されました。

Speakers:
 Mr. Shang-Nung “Sammy” Chen (Invention Switch)
 Ms. Phaedra Fang (National Taiwan Museum / ICOM NATHIST)
 Mr. Kuowei Cheng (PanMedia)

Moderator:
 Dr. Yevgeny Aster Dulla (Leave a Nest Co., Ltd. / Leave a Nest Philippines, Inc.)

ポスター賞の授与

ポスター発表の中から、優れた研究に対してポスター賞が授与されました。

P-23
 HSU HONG YI(許弘易)
 淡江大学 修士学生
 “Living ecosystem – mycelium as medium in Architecture for Wellbeing”
 (菌糸建材の開発)

本研究は、菌糸を建材として活用し、人と環境の双方に配慮した空間設計を目指すものであり、独自性の高い発想と今後の発展性が評価されました。

また本賞の受賞者は、日本で開催される超異分野学会(HIC)へ招待され、今後の国際的な研究発信および連携の機会が提供されます。

今後の展開

今回のHIC Taiwan 2026を通じて、日本と台湾を中心とした研究・技術・人材の連携がさらに深化しました。リバネスは今後も、分野や国境を越えた知識と人材の橋渡しを通じて、新たな共創を生み出し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

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