2026年7月18日、国立台湾大学生物科技研究所の設立20周年を記念して開催された「設立20周年記念祝賀会・同窓生ホームカミング交流会」において、代表取締役CSOの髙橋修一郎が基調講演を行いました。
リバネスと国立台湾大学生物科技研究所は、2026年4月、日台間の科学技術エコシステムの強化と起業家育成を目的とした相互協力に関する覚書を締結しています。今回の登壇は、MOU締結後の連携をさらに深め、研究者・学生の交流や共同研究、研究成果の社会実装に向けた具体的な対話を進める機会となりました。
髙橋は、「Beyond Collaboration: Symbiosis in Knowledge Manufacturing」をテーマに、自身の研究者としての経験とリバネス創業の背景を紹介しながら、研究者と社会の間に存在する知識や経験、課題認識の隔たりをつなぐ「サイエンスブリッジコミュニケーション」の考え方を説明しました。
また、次世代研究者の育成、若手研究者への研究費支援、大学発技術の事業化支援など、リバネスがこれまで構築してきた取り組みを紹介。そのうえで、複雑な社会課題を解決するためには、単一の技術や組織だけではなく、学生、研究者、企業、スタートアップ、行政、製造現場などが持つ知識を結びつけ、新たな価値を生み出す「知識製造業」が必要であると述べました。
また、2026年4月のHyper Interdisciplinary Conference Taiwan 2026において、国立台湾大学生物科技研究所所長の劉啓徳氏が示した「Symbiosis(共生)」という考え方を取り上げ、知識製造業を分野、産業、国境を越えて共生関係を生み出すための枠組みと位置づけました。
髙橋は、講演の最後に、日台双方の強みを持ち寄りながら、科学技術を起点とする新たな研究・事業創出のエコシステムを構築していく考えを表明しました。
講演後の質疑応答では、技術系スタートアップの成功要因や研究室が保有する技術の日本への接続など、研究成果の社会実装や起業、そして日台の連携に関する具体的な質問が相次ぎ、今後の共同研究や事業連携につながる対話が生まれました。
リバネスと国立台湾大学生物科技研究所は、引き続きMOUに基づき、日台の研究者・学生交流、共同研究、アントレプレナー育成に向けた協議を継続していきます。
また、台湾の研究者や学生が、自らの研究成果を社会へ届けるための第一歩を踏み出せる機会の創出や、日本企業・研究機関との連携支援についても検討を進めます。





開催概要
名称: 2026年生物科技研究所成立20週年慶祝茶會暨校友回娘家分享會
日時: 2026年7月18日(土)
会場:国立台湾大学 環境安全衛生センター 永続ホール
基調講演タイトル:Beyond Collaboration: Symbiosis in Knowledge Manufacturing
講演者:株式会社リバネス 代表取締役CSO 髙橋修一郎
同イベントでは、髙橋のほか、Pan-Science共同創業者兼Chief Knowledge Officerの鄭國威氏による基調講演、卒業生による講演、総合討論が行われました。