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【実施報告】海外ベンチャー4社が来日し、日本の金融機関と中堅企業を訪問しました。

東南アジアでは、現地特有の課題や技術に着目して、社会課題の解決を目指す熱意あるアントレプレナーやベンチャーが多く活躍しています。また、日本企業との連携によって、効果的なものづくりを実現し、共にビジネスの拡大を進めたいと願うベンチャーが多くある一方で、日本のものづくりの技術やネットワークは東南アジアでは得難いのが現状です。この度、リバネスのネットワークのもと、東南アジアベンチャー4社が日本に来日し、東京・浜松・岡山で金融機関と中堅企業を訪問し、将来的な連携に向けた議論を行いました。

 

来日したベンチャーの一覧:

出身国 社名 概要
Malaysia MindRobotics パームプランテーションの中でのリアルタイムデータモニタリングを通じて、収穫データを可視化する。データ生産性向上とパームプランテーションの厳しい肉体労働の環境を軽減することを目指す。従来だとWiFiの接続の難しさがあるパーム木の下にモデムをおき、広範囲のデータを習得できるのが特徴。
Malaysia TEASK モバイルコンテナ型のEVバイクのチャージングステーションの製造開発。ローカルグリッドに簡単に接続することができ、マレーシアでは大学、モール、病院へ展開中。25年以上もの寿命を持つのが特徴
Singapore Spinoff Robotics 高所清掃用ドローンの製造開発。電力と水を両方地上から引き上げ、従来の清掃ドローンと比べ空中での長時間(約2時間)の稼働が可能。コア技術は噴出時のドローン姿勢・水圧制御。噴霧、噴出に特化したハード設計。
Vietnam Airboots 田んぼに農薬散布を実施するアメンボ型ドローン「Shoes」を開発。ベトナムの米農家に安価で効率的に農薬を散布する手段を与える。スマホからの自動化機能を開発中。ベトナムの中で最大の米生産者の企業からMoUを締結し、ベトナム内に受注あり。

 

来日したベンチャー4社は、2025年3月7日(金)〜8日(土)に東京で開催されたリバネス主催の超異分野学会東京大会2025に参加後、3月10日(月)に東海道新幹線で浜松へ訪問、浜松いわた信用金庫とUntroD Capital Asiaと共催のセミナーに登壇しました。また午後には浜松市、磐田市にて、浜松いわた信用金庫と連携する株式会社ソミック石川を訪問し、連携の可能性に関する議論を行いました。また、3月11日(火)には岡山へ移動し、UntroD Capital Asiaと連携するKOBASHI HOLDINGS株式会社を訪問、連携可能性に関して議論を行いました。一連の行程を、日英言語が使用可能なリバネスのサイエンスブリッジコミュニケーターが伴走し、各社のビジネス面とものづくり課題の洗い出し、日本企業との連携の具体化に向けたファシリテーションを行いました。

 

全体の行程:

日程 場所 概要
2025/3/7 (金) 東京 リバネス主催 超異分野学会東京大会2025 1日目 参加

(セッション:TECH PLANTER WORLD COMMUNICATION でベンチャー登壇、参加企業とのネットワーキング)

2025/3/8 (土) 東京 リバネス主催 超異分野学会東京大会2025 2日目 参加
2025/3/9 (日) 各自、文化視察等、自由行動
2025/3/10 (月) 静岡 午前:

浜松いわた信用金庫 × UnroD Capital Asia × 株式会社リバネス 主催

セミナー『テックベンチャーミートアップ in 浜松』登壇

(会場:Co-startup Space & Community 「FUSE」)

午後:

株式会社ソミック石川 訪問、工場見学および議論

2025/3/11 (火) 岡山 KOBASHI HOLDINGS株式会社 訪問、工場見学および議論

 

来日したベンチャーは、リバネスの伴走のもと、日本企業との連携可能性について議論を進めています。
リバネスでは、今後も、有望な東南アジアスタートアップと、日本の金融機関、中堅企業との連携創出を推進して参ります。

 

本件に関するお問合せ:

株式会社リバネス 神藤・櫻井

Email: [email protected] / Phone: 03-5227-4198

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